”さとやま未来博2017”とは、いったいどんなイベントなのか?

広島県の中山間地域を舞台に開催される「さとやま未来博2017」

3月25日の三次でのオープニングフェスタを皮切りに、11月26日まで広島県の19市町村で様々なイベントやプロジェクトが行われます。里山が持つ豊かさや楽しさを感じてもらって未来へ繋げていこう、というのが基本的な趣旨のようです。

とは言っても、何となく気が付いたら始まってた感が強いこのプロジェクト。公式HPを見ても少しおぼろげでピンとこない部分もあるので、今回は自分なりの解釈でこのプロジェクトの狙いや全体像などを纏めてみたいと思います。

「さとやま未来博」が行われる背景

広島は海・山・川という自然豊かな地域。

夏には海水浴が楽しめて冬にスキーが出来る県は、実は日本にそれほど多くあるわけではありません。

そんな広島県のなかでも、とりわけ「中山間地域」と呼ばれる山間部や島しょ部には、美味しい食べ物や伝えていくべき文化、美しい景観など広島に暮らす人に欠かせない部分を担っています。

しかしその一方で、過疎化や少子高齢化が進んで農林水産業が衰退したり、地域コミュニティの継続や文化の継承が難しくなっているという現実もあります。

2003年にJR可部~三段峡間が廃止されたり(先日一部は復活しましたが)、2018年3月には三次~江津間の三江線も廃線となるのはその象徴といえるかもしれません。

中山間地域は様々な問題に直面しているわけです。

今回の”さとやま未来博”は、そんな中山間地域を元気にしようというのが大まかなコンセプト。

〇〇博というと、パビリオンがあっていろんな物品の未来像を展示していくというのイメージが強いもの。しかし、さとやま未来博はパッと見で目を引くような派手なパビリオンがあったり、ロボットが動いて未来への夢を提示するわけでもありません。

プロジェクトから見えてくるのは、里山を通じて人と人とが関わりながら、一緒になって里山の未来を創っていこうという考え方です。

キャッチコピーは

「これからのニッポンのみほんになる」

随分と大きく出ました(笑)

いち都道府県が日本の未来像の見本になるというのですから、とてもスケールの大きな話ですよね。

「さとやま未来博」のシンボルイベント

この未来博の核となってくるシンボルイベントを紹介します。

廃校リノベーション

学校としての役割を終えて廃校になった建物を再びよみがえらせようというプロジェクト。

対象は

庄原市西城町  小鳥原小学校

三原市大和町  和木小学校

江田島市沖美町  沖保育園

の3校です。

このプロジェクトを監修するのは新国立競技場などを手がけた建築家の隈研吾氏。

地域内外の人々が関わってリノベーション案を出しあったとのこと。

例えば、旧小鳥原小学校は現在1階部分が自治振興センターとして活用されているのですが、閉鎖されている2階部分を改修して地域コミュニティスペースとする計画。

入り口部分には木のデッキと竹で作るすだれを設置して、人を呼び込みやすく活気ある空間に改修される予定です。

実はこのリノベーションの為の予算は、クラウドファンディングで集められていました。「ふるさと納税」型で寄付金が控除の対象となるために、実質的な負担額を抑えながらプロジェクトを応援できるという仕組み。

このクラウドファンディングはかなりの資金を集めたようで、3,000万円の予算に対して3,700万を上回る寄付金にのぼりました(3月18日で募集終了)。

こんな試みしているなんて、ぶっちゃけこの未来博を調べ始まるまで全然知りませんでした。知っていたら参加したのに…(笑)

さとやまソーシャルライド

地元の人しかしらないような里山のとっておきの場所や、地域の魅力あふれる場所を自転車で巡ろうという企画。

専用アプリをダウンロードして、チェックポイントを訪れるたびにSNSで写真を投稿するとポイントが貯まってプレゼントをGETできます。

これも、他のサイクリストや地元の人と交流を持ちながら楽しもうという、人と人との関わりを重視した企画といえるでしょうね。

さとやま未来展

9月16日(土)17日(日)に神石高原町で行われます。

中山間地域の新しい可能性を探る展示会になるようで、地域づくりを実践しているヒト・モノ・コトを公募し、展示されます。

ですが、まだ現段階では詳細不明(笑)

さとやまスマイルラン

9月23日(土)に安芸太田町で開催されます。

シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんをゲストランナーに迎えて、豊かな自然の中で走るイベント。

金メダリストと走る機会はなかなかないので、市民ランナーの方は是非参加してみてください。

さとやま隣人まつり

11月26日(日)に広島市で開催。

さとやま未来博のフィナーレを飾るイベントとなります。

来場者を中山間地域の隣人と見立てて、ロングテーブルで一緒に里山ゆかりの食事をするという試みです。

これも人と人とを繋げていくイベントですね。

ココロザシ応援プロジェクト

広島県の各市町村で期間中様々なイベントが行われます。

個人的に気になったものを例を挙げると

3月26日 神石高原町マルシェ

4月1日 三原市大和町でレンコン堀り体験

4月8日 安芸太田町で「こいのぼりアート」

5月3~7日 東広島市福富町で古民家再生プロジェクト

5月14日 広島市沼田町吉山で田植え体験

などなど。

このように期間中、様々なところで体験・参加型のイベントが各地で開催されていく予定になっています。

自分も時間が合えば参加して、また記事にしていきたいと思います。

何かの縁でこのブログを読んで頂いた方の中で、里山の恵みや風土を感じてみたい方、人と人との繋がりを持ってみたい方は、この「さとやま未来博」に参加してみてはいかがでしょうか?

さとやまの魅力を発見したあなたが「これからのニッポンのみほんになる」かもしれません(笑)

それでは!

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