【おめ!】可部線電化延伸開業日のイベントに行ってきました

ついにこの日がやってきました。

2017年3月4日、可部線電化延伸区間「可部」~「あき亀山駅」が開業を迎えました。

この延伸区間は2003年に廃止された可部~三段峡区間の一部を復活させるということで全国的にも初のケースで非常に注目される開業なんです。

一週間前に訪れた際の記事はこちら

この記念すべき開業日に開催された記念式典と周辺のイベントに行ってきましたので、今回はこちらをレポートしたいと思います。例によって写真中心です。

開業日の朝、可部線に乗る

鉄道マニアはガチ

前回の記事の最後にも書いたんですが、今回の延伸を記念して電化延伸記念入場券が可部駅で発売されることになっていました。

午前8時からの販売となっていたので「まあ少し前に行けばいいだろ」程度に考えて、twitterを眺めていたら衝撃情報が。

マジか!鉄道マニアガチすぎるだろw

そんなわけで記念入場券は諦めて、可部駅では下車せずそのまま「あき亀山駅」へ向かう事にしました。自分は鉄道マニアではありませんし、そんなに記念入場券欲しかったわけじゃないから、全然悔しくなんかないんだからね!(負け惜しみ)

緑井駅から「あき亀山」行きに乗車。運賃は可部駅と同額の210円です。

電車が可部駅に到着すると、記念入場券を買えたらしい鉄道オタクが大量に乗り込んできました。

社内が一気に熱気に包まれ、異様なムードに(笑)

そしていよいよ延伸区間、可部~安芸亀山駅へ向かいます。

地元住民の熱気

可部から河戸帆待川駅に向けて発車したレッドウイング。

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可部バイパスの陸橋をくぐっていきます。

廃止されたあの区間を、最新車両が走っている…!という感慨が沸いてきます。

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上手く撮れなかったんですが、地元住民の方々が「可部線電化延伸開業」の横断幕を持って旗を振っていました。

他にも、車両に向かって手を振る地元住民の姿も。

そして、新駅「河戸帆待川駅」に到着して目に飛び込んできたのは…

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3/4付の中国新聞一面にも載っていた地元幼稚園児の絵。

「おめでとう可部線」の「おめ」で停まりました。

なんだかめでたい(笑)

おめ!

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河戸帆待川駅を出発すると、踏切がいくつかあります。

原則として、新規開業路線では踏切の設置を認めていません。JRとしては事故の危険性が高まる踏切を出来るだけ作りたくないわけです。

この路線復活にも大きな障害となっていましたが、最終的には復活路線ということもあり、特例として認められたようです。

そして終点あき亀山駅周辺では、こんな幕を掲げる人もいました。

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かなり遠かったのですが、しっかりと「ありがとう」の文字が確認できました。

…ちょっとグッときました。

 あき亀山駅に到着

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そして終点「あき亀山駅」に到着。

こうして文字にしてみると圧倒的な、あき竹城感。

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ここにも「ありがとう」の文字が入った横断幕がありました。

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この車止め、どうやら可部駅から移設された模様。

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3レーンあるのでかなり広々とした印象です。

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可部駅によくあるパターンの入場用のみの自動改札機。

ICOCAは退場時にも通すことが出来ますが、切符は手渡しになります。

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外に出ると記念式典会場が。

報道機関や鉄道ファン、地元住民でごった返していました。

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真新しい「あき亀山駅」の看板。

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運賃表も当然新品。

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開業日の記念に切符を購入する人が後を絶えません。

 記念式典の様子

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くす玉の裏側でしばらく待っていたのですが、いつまで経っても一向に式が始まる様子がありません。よくよく聞いてみると、記念式典は写真奥の紅白幕で関係者のみ集めて行われていたのだとか。

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ずっと待っていても仕方が無いので、表側に出て来ました。

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しばらくすると、紅白幕の一部が取り外されて中の様子が。市長や国会議員の姿も見えます。

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ようやく、くす玉が割られました。おめ!

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最初は人が多すぎて気が付かなかったのですが、立派な看板(?)が設置されていました。

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切符を求める人の列がさらに延びていました。

~可部線が帰って来たヤァヤァヤァ!~ 終着駅開業イベント

荒下地区を行く

ここからはあき亀山駅周辺で行われていたイベントの様子を。

まず頂いたのが、こちらの案内図。

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なんか盛り沢山な感じ。

まず最初に荒下地区に行ってみることにしました。

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このあたりはかなり道が狭くなっていて車の離合が困難な場所があります。

どうでもいいのですが「離合」って九州・中国地方でしか使わないらしいですね(最近知って驚いた)。

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開業を祝うノボリの元には廃線跡が。ここも元は踏切があった場所なのでしょう。先に紹介した踏切も、廃線後はこのような状態でした。

廃線を復活させるというのは、もの凄いことなんだなと改めて感じます。

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この先にはあき亀山駅があります。復活して賑わう路線と、役目を終えて静かに眠る路線が対照的です。

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荒下自治会館の前では地元野菜のバザーが開かれていました。

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付近では焼きいもが振る舞われていました。

がちょうのガーコ駅長

イベント案内図で気になっていた「がちょうのガーコ駅長に会いに行こう!」という文字。

え?? がちょう?? 飼ってんの???

ということでガーコ駅長に会いに行くことに。そのまま足を進めていくと地元の方が「この先におりますので、見に行ってやってください」と民家の先を降りるように案内されました。

そうして出てきた先は太田川。

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どうやらガーコ駅長は地元の新聞で紹介されて知名度もある様子です。

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しかし、地元自治会の方は何名かいらっしゃったものの、肝心のガーコ駅長の姿が見えません。

「よし、呼んで来ましょう」

と自治会の方。

「おーい!ガーコやー!出てこーい!!」

と呼ぶと

「ゴガアアアァーー!!ゴガアアアァーー!!」

と応えるガーコ駅長の声が!

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おおお、いる!!ガーコ駅長だ!!

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優雅に泳いでいるガーコ駅長。

地元の方によると、住民が餌付けをしてこの辺りに住み着いているのだとか。

今回の可部線延伸が決まった際に、ガーコを新駅のシンボルにしようと新駅の名前が決まる前から駅長に就任させました。

もっと近くで見たかったのですが、地元の方が呼んでも一向に上がって来ません。

「はあ今日は飽きたんじゃろ」と。

まだ朝なのに飽きたんかいwと心の中でツッコミながら、地元の方にお礼を言って立ち去りました。

ガーコ駅長、これからも駅長の任務頑張って下さい。

旧河戸駅舎が移設されていた

かつての旧河戸駅が撤去されているのは知っていたのですが、移設保存されているとは知りませんでした。

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「ふたたびの宮」と地元で呼ばれる神社の下ではバザーが開催されていました。

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駅舎がそのまま移設されています。

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懐かしい看板もそのままです。

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再生記念の鋳物切符。この切符のミニチュア版が1,000円で販売されていたようなのですが、自分が到着した時にはすでに売り切れ。残念…。

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こんなところにもカープがありました。

祭りだワッショイ!

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「終着駅マルシェ」というイベントも開催されていたのでこちらも。

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旧可部線の地域、加計や湯来から出店されていました。

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昼前ということもあってどこも盛況の様子。イベント会場の中では一番賑わっていました。

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この「縁が和」という施設は普段はコミュニティ型の介護施設として使われているようです。

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子供向けにミニSLも。

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終着駅マルシェの。爆発事故っぽいですが、パワーと可部線復活の嬉しさは伝わってきます。

河戸帆待川駅と可部駅

ここから河戸帆待川駅まで歩いていくのですがイベントの影響で人と車が多く、歩くのにはかなり気を使いました。

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撮り鉄だけじゃなく、一般市民も写真を撮るポイントになっていたのがこちら。

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こんな感じで撮れます。

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沿線のもお祝いの様子が。

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旧河戸駅舎にも設置されていた鋳物でできた可部線延伸記念プレート。

あき亀山駅と河戸帆待川駅のぶんですね。

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河戸帆待川駅。一週間前には最終工事をしていた駅前広場も完成して、ここでも多くの人が切符売場に列をなしていました。

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この河戸帆待川の由来、神武天皇が乗ったとされる帆船のモニュメントが出来ていました。

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由来が書いてあるらしいけど読めません(笑)

しかし「平成二十九年三月四日」の日付だけは確認できました。

ここから可部駅に移動。

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国道側は数年前から整備されて、すっかり綺麗になっています。

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こちらは旧道側。こちらは相変わらず昭和の匂いが漂います。

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ついにこの日、多くの方の想いをのせてKABEを乗り越えました。

感じたこと

こうして実際に開業日を迎えた区間を改めて訪れると、色々な方々が関わって今回の可部線延伸が実現したことを感じます。

延伸された区間は、距離にすればたったの1.6キロしかありませんが。しかし一度廃線になった鉄路が復活するということは、同じように利用者減少から廃線が検討されている地域にとっては、とても意義があることでしょう。

旧可部線の廃線時には守れなかった鉄路。地元住民の方々の「今度は必ず守っていく」という思いを感じた延伸開業日でした。

可部線を利用する機会があるかたは、是非一度足を運んでみてください。

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