”俺たちは氷室京介を卒業できない” L’EPILOGUE(エピローグ) レビュー

はてなブログ恐るべし。以前のブログ名「THREE ARROWS」だと競合が多くて、全く自分のブログなど出てきたことが無かったのだが、「だんごファーム」と検索すると一番先にヒットすることにちょっとした感動を覚えてしまった。これ、はてなブログじゃなくてもいいのかもしれないけども。万が一、ウチの娘が「だんごファームって言葉あるのかな?」と思いついて検索してしまったらどうしようという気もする。きっとその日からしばらくの間は口をきいてくれないだろう。今後、挨拶しても自分と眼をそらしたり、部屋の奥から鈍器のような物を見つけてしまったら、検索して親父の真の姿を見てしまったと思うことにしよう。

という事で、前置きは置いといて初めてのお題は、今回のツアーでライブ活動を停止するという氷室京介について。

ええ、わたしソロデビューからずっとファンです。

“俺たちは氷室京介を卒業できない”とのキャッチコピーを大々的に掲げたオールキャリアベスト「L’EPILOGUE」。某フタバ図書で見つけて購入したのだけど、陳列は見本でレジに持って行ったら商品を出すシステム。早速レジに持って行くと、店員の兄ちゃんは商品が置いてある棚の中で、このアルバムを一回手にしながらも首をかしげながら元に戻す。「おい!!それだよ、それ!なに首かしげてんだよ!!」と心の中では叫んだものの口には言えない小市民な自分。他の場所を探すも当然のように見つからず。そりゃそうだ、彼は一番最初に選択肢から外してしまったのだから。かれこれ1分くらい探した挙句に先輩のおねーちゃん聞いて、一番最初に取ったのがそれでしたとさ。まあでも、「これは特典のクリアファイルですね」とオマケをつけてくれたので良しとしよう。

で、早速今回の目玉であるBOOWY曲の新録を早速聞いたのだけど…。

まず、根本的に勘違いしてたのはあくまで「新録」であって「リミックス」では無いということ。もっとライブテイストな感じでアレンジされたもんだとばっかり思ってたので、まずここでビックリ(多分、自分だけだと思うけど)。全体的には現在の氷室京介が、過去の曲と向き合ってより丁寧に歌っているという印象を受けた。以下、BOOWY曲の感想。

ミス・ミステリー・レディ

原曲には~Visual Vision~という副題がついていたが、その表記は見当たらず。元々デモVer.はこの曲名だったようだから、今回はクレジットしなかったのかも。BOOWY曲の中でもかなり好きな曲だったので、この曲がトップバッターなのは嬉しい。「踊る葉はTOW DANCE」ってどういう意味何だか全然分からんけど、これが最高にカッコよく聞こえる不思議。ややゴテゴテしたアレンジの”JUST A HERO”よりも、スッキリとした音作り。もちろん、あれはあれで好きなんだけど。

黒のラプソディ

渋いところくるね。しかし、この曲の持つ何とも言えない退廃的な色気は、今の氷室京介が歌うとピッタリくる感じ。ミス・ミステリー・レディとは違ってアレンジに違和感は感じなかった。アルバム「BOOWY」は元々が今回の新録に近いテイストだからそう感じるのだろう。原曲は「Dangerousなrhythmだけを~」と歌っていたと思うのだが「を~(Oh~かもしれない)」はすべてのパートで省かれている。

“16”

2011年の復興ライブ以降はわりとライブでもやっている曲なので、新鮮味と言う意味ではそこまで無かったが、「いつかのJAMES DEAN」が「いつかのジミー」に替わっていたのは何故なんだぜ。どこに行ったんだJAMES DEAN、そしてどっから来たんだジミー。原曲のキーがかなり高いのでそれなりに歌うのはキツイ(ちなみにカラオケで歌ったら死ぬ)と思うのだが、難なくこなしてしまうのはボーカリスト氷室京介の真骨頂。そして、55歳になった彼が歌う”16″に時代を感じずにはいられない。

CLOUDY HEART

LAST GIGS のリクエストでBOOWY曲の1位になっていたのは驚いた。Dreamin’かLIAR GIRLだと思っていたので。アレンジは、多くのBOOWYベスト盤に収録されているシングルVer.ではなく、アルバム「BOOWY」Ver.に極めて近い。この曲ではファンの間で長年の謎とされてきた曲の最後の「△◆〇※□〇×▼×◇」の部分が歌詞カードに掲載されているので是非ご確認いただきたい。  「 I’VE GOTTA SAY THIS FALL IN LOVE」 でも「 SAY THIS UNTIL LOVE」でも無いのだ。そもそも後者は文法的にも怪しい気がするが英語力皆無の自分がいう事ではない。

わがままジュリエット

オリジナルキーで歌っているのが驚き。てっきり「なんにもこの手に~」と来るのかと思っていたら「何ひとつ~」とファルセットで来たもんだから、カーステレオで聞きながらテンションMAXになってしまった。この曲もミス・ミステリー・レディと同じくJUST A HEROよりもスッキリバージョン。バックのコーラスが良く聞こえるアレンジなので聞きやすくなったとも言える。「アンニュイ LAST NIGHT おざなりなPLAY」なんて普通の人が言えばルー大柴になるところだが、そうならないところが氷室京介が氷室京介たる所以なのだ。

FUNNY BOY

よくよく聴いてみると「LAST NIGHT 又一発だけ MEMORY やるつもりでもNO!」とか普通怒られるだろという歌詞内容なんだが、昔聴いてた時には全然思わなかった。というより理解力が無かっただけなのか。「てんで似合わないから」が「まるで似合わないから」にサラッと変えられていた。「てんで」の響きがちょっとカッコ悪かったんだろうか。

唇にジェラシー

個人的に今回のBOOWY新録曲の中で一番好きな曲。元曲も好きなんだが、新録で音に深みが出てさらにカッコよくなった。だけど、この曲はBOOWY時代からライブでは殆どやらないし、今回のLAST GIGSのセットリストにも入っていない模様。どうしてやらないんだろうか、こんなにカッコイイのに。何となく歌謡曲っぽいメロディラインがライブ映えしないという事なのかも。「笑いながらサヨナラなんて言えるのか」との歌詞が刺さる。

SYMPHONIC(ダウンロード限定)

元曲よりもややスローなテンポになっていてオシャレな感じに仕上がっている。こういう雰囲気は今の氷室京介が表現できる艶っぽさとも言える。普通に収録しても良かったと思うが、間奏にアレンジを加えているという事でこういう形での配信になったのかもしれない。

以上、大まかな感想。

氷室曲ばかりで構成されるのであれば、FANTASTIC STORYあたりは入れて欲しかったなとも思うけど、比較的マイナーなナンバーが見直されたのは嬉しい。TO THE HIGHWAYとかはライブでやり過ぎてやや食傷気味だったし。そして、布袋曲が1曲も無いのは、まあやはりそういうことなのかと察する部分でもある。それについてはここでは深く言及しないけど。

 

既にLAST GIGSツアーは始まっている。福岡、名古屋のセットリストを見るとBOOWY曲の比率が多いようだ。これについても意見が分かれるところだろうし、自分も思うところが無いわけではない。それでも彼自身「オマエらが作ってくれた”氷室京介”をオマエらに返す」との思いからの選曲であれば、それはそれでいいと思う。それが彼からのファンへのTHANKSなのだから。

ここまで長々と書いてしまったが、要するに何が言いたかったかというと、自分はLAST GIGSのチケットを取れなかったということだ。だれかゆずってくださいおねがいします。

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